SNOWというアプリをやってみた(JIROUの日常)
突然だが、私は自分の顔が子供の頃から大嫌いだった。多分、悪意はなかったのだが、祖父から「のっぺらボーイ」と呼ばれて以降「写真を撮るぞ!」っという場面になると逃げて回ってきた。
そんな私だったが、年々、結婚式に呼ばれる機会も多くなり、気がついたことがある。
自分の写った写真はある程度必要だと。
【上司の結婚式にて】
「やっぱり、写真って必要ですかね?」
「そりゃ必要だよ!その人の生きてきた道を知るチャンスだもん!」
「2歳のときの写真から、22歳のときの就活用の写真に飛ぶとかって邪道ですかね?」
「ふざけてないで、真面目に課長の人生の歩みを鑑賞しろよ。」
という、やり取りがあった為、少し考え方を改めようとした私が出会ったもの。それがLINE Cameraだった。
このカメラ、絶妙にブスをぼやかしてくれるんですよ。加工していることは勿論バレるけれど、プリクラ並みの加工でもなく、なんか程よい。
このカメラにハマって2ヶ月経った頃、友人の中でもトップクラスの美女2人と遊んだときに、記念撮影をするノリになった。
美女2人に挟まれての写真はハードル高いと感じていたその時だった。
「最近、今更ながらSNOWにハマってるんだよね」
「小馬鹿にしてたけど、結構盛り上がるよね」
LINE Camera以外はNGですと断る私に「絶対に大丈夫だ」と押し通すので、試しにやってみたら驚いた。SNOWで撮った私の顔は、美女2人と同じくらい目鼻立ちがぱっちりしていた。
「す、すごい…面白いし、動物の絵も可愛い♡」
早速その場でDLした私は家に帰ると、何を思ったのか、長州小力にSNOWカメラを当ててみた。
「あ・・・・可愛い。こういうアイドル、多分いる。」
そして、小力を褒めると同時に、気づいてしまったのだ。
このアプリで写真を撮ると、皆んなが同じ様な顔になってしまうということを。
SNOWで撮った写真は、私の人生のメモリーにしては完璧すぎるということを。
私はそっとSNOWをアンインストールした…
年末、母がこのアプリをDLしていることが発覚し、遊んでいる姿を眺めていたのだが…
携帯の画面に映る顔はとっても可愛いけれど、携帯の画面を眺めているその顔は超絶サイコだった。(※うちの家族に限りです)
「街でやらなくてよかった♫」
20数年間、なるべく写真撮影を避けてきたカメラ初心者の私にSNOWは、まだ早い。
そして、親は身を呈して物事を教えてくれるから、大切にしよう。2017年の目標は親孝行だわ。
そう感じたJIROUだった。